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3.練習法の組み立て
まず、メニューインの言葉を引用します。 右手、左手を問わず、テクニックを向上させるさいには三つの段階を経る。第一の段階は関節を幼児のように柔軟にすること、これは各関節ごとにチェックする必要がある。第二の段階はその柔軟な動きを整合させ、弾力... -
2.レッスンと練習の関係性による分類に従ったレッスンと練習上の注意、総論
まず、レッスンと日々の練習の関係性による分類に従って、練習がどのようなものであるべきかを考えてみましょう。 1) レッスンで新しい技術を習得し、それを日々の練習で定着させること この分類に当てはまる奏法や体の使い方を正しく練習するためには、... -
1.日々の練習の意味…レッスンとの関係
レッスンと日々の練習とは、進度により、また習得すべき内容によって、関係性が異なります。このことを理解しているかどうかで、練習の効率と獲得できるモノがかなり違ってくるのです。レッスンと日々の練習との関係は、概ね以下のように分類できます。 1... -
はじめに・・・練習法の考え方
ヴァイオリンが上達するためには、効率の良い、正しい練習が必要です。今回は、さまざまなトレーニングを必要とするヴァイオリンの技術を習得したり音楽的な演奏をしたりするためには、どのような練習をするべきなのか、ということを考えてみましょう。「... -
〈4〉音程に関する資料
(1)ピタゴラス音律、純正律、平均律の音程表 こうして、セント値を一覧表にすると、書く音律の性格がよくわかる。純正律とピタゴラス音律の完全5度(オクターヴ内で裏返せば完全4度)が数値として同じことや、長3度が純正律とピタゴラス音律で極端に... -
〈3〉ヴァイオリンの音程構造
(1)ヴァイオリンが本来持っている音程の基本構造1(純正音程) ヴァイオリンが持っている音程構造のうち、音の性質からただちに結論付けられるものが、弦長による音程の違いである(当たり前のことだが)。音程構造、などとご大層に語られるべきもので... -
〈2〉音律の基礎
(1)音律とは何か 結論から言うと、音律とはオクターヴをどのような間隔に分割するかという方法を示す。音律、すなわちオクターヴの分割方法はさまざまに提唱されてきた歴史的経緯がある。ヴァイオリンの演奏のために理解する必要な音律は、純正律、ピタ... -
〈1〉音程を考えるための基礎知識など
(1)音程を考える順序 実際の音程理論に入る前に、ヴァイオリンの音程を論じるときに必要なことを、まず流れとして把握していただきたい。音程を考える考え方そのものを理解していない方があまりに多いからである。簡単にまとめると、ヴァイオリンの音程... -
〈序〉Web講座「音程と音律入門」について
このコンテンツは、生徒向け「理論講座」で「音程講座」用に作った資料です。ヴァイオリンの音程の仕組みや音律についての基礎的な理解を求めるための内容になっています。実際にはこの資料を用いて講習会を行なったので、説明が抜けていたり飛ばしてあっ... -
〈 講座25 〉指の分離 4題
最近のマイブームは、指の分離です。これには二つの意味があります。一つは、指同士の分離で、もう一つは、指と手首の分離です。これに、指の腱の使い方(伸筋と屈筋の選択的使用)、さらに、指の各関節に対する分離の二題を加えたものを、私は「指の使い...
